BMCエアフィルターの再生方法
走行距離約20,000~25,000km毎に実施することが推奨されるBMCフィルターの再生は、フィルター表面から異物を取り除き、このフィルターを取り付けられた車両の全耐用期間を通して使用できるようにすることを目的にしています。
BMCエアフィルターの洗浄
1) エンジンが冷え、一速に入れ、キーをイグニッションから外した状態で、エアボックスからフィルターを取り外します。
2) フィルターを取り外したら、ポリウレタンの構造を硬い面に対して軽くたたき、大きな異物 (草、砂利、虫など) を取り除きます。フィルタリングエレメントを傷つけないように注意してください。
3) エアボックスからあらゆる異物を取り除きます。
4) フィルターを容器に入れ、洗剤 (WADET500) のボトルの約半分をフィルタリングエレメントに注ぎます。
5) そのまま洗剤を20~30分放置します。
6) フィルタリングエレメントがきれいに見えるようになるまで、フィルターの両側を水でしっかりと丁寧にすすぎます (ジェット調整付きガンを備えた一般的な灌漑ホースを使用することをお勧めします)。
7) フィルタリングエレメントを構成するコットンは、完璧に白くは戻りません。異物や汚れたオイルの残留物がないことを光にかざして点検するだけで十分です。
8) まだ異物やオイルが洗浄後にもフィルターに残っている場合、この作業を繰り返す必要があります。
9) フィルタを自然乾燥させます。直射日光には当てないでください。水や湿気の痕跡がなくなれば、フィルターは乾いています。
10) フィルターの洗浄に使用した汚れた水は、適切な廃棄物処理所で廃棄してください。
ボトル (WAFLU250) を使用したBMCエアフィルターへのオイルの再塗布
1) ボトルの先端にV字形の切込みを入れ、その先端をボトル自体に挿入します。
2) フィルタリングエレメントの一つ目のひだに先端を置きます。フィルターの片側にのみオイルを再塗布します。この時、オイルが出やすくなるように若干に圧力をかけます (連続的に行ってオイルが堆積しないようにしてください。)。
3) 作業が終了したら、オイルが完全に吸収されるまで待ちます。フィルタリングエレメントの両面の赤の色が均一になれば、オイルが吸収されたことになります。
4) きれいなコットンの布でエリアを軽くたたき、ポリウレタンおよびサポートメッシュに残っている余分なオイルを取り除きます。
スプレーオイル (WAFLU200) を使用したBMCエアフィルターへのオイルの再塗布
1) フィルタリングエレメントの両側にオイルを均一の噴霧します。
警告
フィルターにオイルを再塗布する際、上記の手順に従ってフィルターをあらかじめ洗浄する必要があります。フィルタリングエレメントに異物や汚れたオイルの残留物がないことをも確認してください。
使用するオイルの量に関する情報につきましては、BMCウェブサイトの専用セクションを三書してください。 フィルタリングエレメントによってオイルが過剰に放出されると、流量センサーを損傷させるおそれがあります。オイル量が少なすぎると、異物に対して適切に保護されない恐れがあります。